勇気をもってダメ元で問合せした結果…
(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
https://stand.fm/episodes/6a9a02dd77349014fd49c958
今週も、ご依頼いただいている10数組のフォロワーさんと一緒に物件探しをしています。
基本的な流れは、
「この物件、いいんじゃない?」
という物件をフォロワーさんにピックアップしてもらい、URLを送ってもらう。
そして、僕らが物件について調べていきます。
このやり方だと、ネットに掲載されている物件を幅広く検討できるので、かなり効率的。
ところが今週は……
3件も仲介することができませんでした。
理由は、売主側の仲介会社による「囲い込み」です。
そもそも「囲い込み」ってなに?
不動産に詳しくない方のために、ものすごく簡単に説明します。
売主さんから預かった物件を、他社に紹介させず、自社のお客さんだけに紹介しようとする行為です。
本来であれば、条件が合う買主さんが他社にいても、売主さんのために広く買主を探す必要があります。
ところが、
「その物件、うちのお客さんで決まりそうです」
「担当者が休みなので確認できません」
など、もっともらしい理由をつけて他社からの問い合わせを断る。
こうしたことが問題になっています。
そして、これをされて一番困るのは誰なのか。
じつは、売主側の仲介会社以外のほぼ全員なんです。
買主さんは、せっかく「この家いいな」と思っても購入できない。
僕らのような買主側の仲介会社も、紹介することができない。
そして、一番気の毒なのが売主さんです。
一番タチが悪いのは「売主さんが知らない」こと
囲い込みを問題だと思う理由は、単純に「他社が仲介できないから」ではなくて、一番問題なのは、
売主さんが知らないところで、自分の物件を売るチャンスが狭められている可能性があること。
売主さんからすれば、
「できるだけ早く、いい条件で売ってください」
という気持ちで不動産会社に依頼しています。
ところが、その裏側で他社から問い合わせが入っているのに断られていたとしたら……
売主さんはそんなことを知らないまま、ずっと「買主募集中」の状態が続くことになります。
実際、今回問い合わせをして囲い込みが疑われた物件の中には、今もネット上に掲載され続けているものがあります。
つまり、
「買いたい人はいるのに、その人に届いていない」
ということが起こっているんです。
これ、売主さんからしたらたまったものじゃないです。
しかも厄介なのが、一般の方がこれを見抜くのはかなり難しいこと。
ネットには普通に物件が掲載されています。
問い合わせをしても、断られた理由が本当なのかどうか、判断する術がないんです…
違和感を覚えたら、セカンドオピニオンを
今回の3件も、最初から
「これは囲い込みだ!」
と分かっていたわけではなくて
「ちょっと変だな」
と思ったから、確認してみた。
その結果、仲介することができませんでした。
不動産は数千万円単位のお買い物。
それなのに、
「この物件について、本当に他社から紹介してもらえないの?」
という疑問を、一社の説明だけで終わらせてしまうのは少しもったいない。
病院でも、一つの病院だけではなく別の病院で意見を聞く「セカンドオピニオン」がありますよね?
家探しでも同じです。
「なんか変だな」と感じたら、別の不動産会社にも聞いてみる。
これだけでも、見える景色が変わることがあります。
もちろん、すべての「他社から紹介できない」という回答が囲い込みというわけではありません。
だからこそ、感情的に決めつけるのではなく、まず確認してもらうこと。
そして、売主さんも買主さんも、一社の情報だけを鵜呑みにしないこと。
これが大切だと思っています。
今週は3件も、仲介できない物件がありました。
買主さんにとっても残念な話ですが、僕がもっと気になったのは、
「その物件を売っている売主さんは、この事実を知っているのかな?」
ということ。
今回は、買主さんへの注意喚起だけではなく、売主さんにも知っておいてほしい内容として書いてみました。
もし今、
「なかなか売れないな……」
「問い合わせが少ないな……」
と感じている売主さんがいたら、一度、別の不動産会社に相談してみる。
勇気をもって「ダメ元」で聞いてみる。
それだけで、大きく前進します。
なんか暗い内容になりましが、現場からは以上です。
そういった行為に負けないように、きょうも最高の中古戸建てを提供するため頑張ります!
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