「築20年経過」している中古戸建ての修繕費目安
(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
https://stand.fm/episodes/6aa732f337d8659dedaf34d2
きょうもLINE相談にいただいた質問をピックアップ。
今回は、静岡県藤枝市の視聴者さんから。
要約すると、
「気になっている中古戸建てが築20年を過ぎています。これから修繕費がどのくらい掛かるのか心配です…」
というもの。
これ、ナイスな質問。
中古戸建ては新築と違って、これから掛かる修繕費がめちゃくちゃ読みにくいんですよね。
では、築20年を過ぎた家なら、いくらくらい見ておけばいいのか?
僕の場合はまず、
「リフォームされているか?されていないか?」
ここで分けて考えます。
リフォームしていないなら「+300万円」で考える
築20年代の中古戸建てを見ていると、新築時からほとんどメンテナンスしていない家が結構あります。
これ自体は珍しいことではありません。
雨漏りもしない。
給湯器も動いている。
換気扇も回っている。
普通に生活できているので、わざわざお金を掛けて交換する必要がなかったんですよね。
ところが、築20年あたりから少しずつ状況が変わってきます。
代表的なのが外壁や屋根などの外回り。
建物の大きさや状態、施工内容によって金額は大きく変わりますが、外壁塗装などでまとまった金額が必要になる可能性があります。
150〜200万円程度は想定しておくべき。
さらに、
・給湯器や電気温水器
・換気扇
・食洗機
・IHやガスコンロ
・トイレなどの設備
こういった住宅設備も交換時期に入ってきます。
1つずつなら数万円、数十万円でも、重なると結構な金額。
だから、メンテナンスされていない築20年代の家なら、
「購入価格+300万円でも、この家を買いたいか?」
という見方をおすすめしています。
「リフォーム済み」なら話は変わる
一方、同じ築20年でもリフォーム済みなら話は変わります。
たとえば買取再販物件。
外壁を塗装して、水回りを交換。
クロスや床もきれいになっている。
給湯器まで交換されている。
ここまで手が入っていれば、購入後しばらくは大きな修繕費を抑えやすくなります。
ただし、ここで注意なのが
「リフォーム済み=全部新品」ではないということ。
見た目はピカピカでも、屋根や配管などはそのまま。
なので、
「リフォーム済みだから安心!」
ではなく、
「どこを、いつ、どこまで直しているのか?」
ここを確認してください。
ちなみに、しっかりリフォームされている物件は当然ながら価格も高くなります。
売主側が負担したリフォーム費用や利益などが販売価格に含まれるから。
ノーマルな築20年の中古戸建てと比べると、
「高っ!」
と感じるかもしれません。
でも、価格だけで判断するのはちょっと早いです。
「物件価格+これから掛かるお金」で比べる
たとえば、
リフォームしていない中古戸建てが2,500万円。
リフォーム済みが2,800万円。
価格だけ見れば、当然2,500万円の方が安いですよね。
でも購入後に外壁塗装や給湯器、水回りなどに300万円掛かるならどうでしょう?
結局、どちらも2,800万円。
だったら、
「最初からリフォーム済みの方がラクだな」
という人もいるでしょう。
逆に、
「自分の好きな設備を選びたい」
「まだ使えるものは交換しなくていい」
という人なら、安い方を買って必要なところだけ直すのもアリ。
どちらが正解という話ではありません。
大切なのは、築年数だけを見て判断しないこと。
築20年なら、
「古いからやめておこう」
ではなく、
これまで何をメンテナンスしてきたのか?
これから何にお金が掛かりそうなのか?
この2つを確認する。
そして最後に、
「購入価格+今後の修繕費」
で他の物件と天秤に掛けてみる。
そうすると、築20年を超えた中古戸建てでも、意外と答えはシンプルに見えてきます。
判断の参考にぜひ!
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