リスク回避がリスクになる
(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
https://stand.fm/episodes/6ac040be419776db1d6f71a7
きのうは、予約があった視聴者さんとご面談。
「災害が心配です。ローンを払い続けられるかも不安です。高く買って損するのも怖くて、前に進めません…」
大きくわけて、3つの不安を抱えていました。
いかがでしょうか?
「わたしも同じです!」
という方も、いると思います。
家は大きな買い物。
失敗したくないから、調べる。
調べると、心配なことが見つかる。
さらに調べて、もっと心配になる。
気づけば、物件を見る前から疲れている。
そんなひとに、お伝えしているのが、リスクをゼロにすることを家探しのゴールにしない、という考え方です。
計画通りに行っていないほうが普通
たとえば、将来の支払いが不安で、FPに相談する。
これは、家計を整理するいい機会です。
ただ、そこで作った計画が、そのまま未来になることはないです。
ぼく自身もFPのはしくれなので、試算したことがあります。
まったく、計画どおりに進んでいません。
この10年で起業しました。
家は2回住み替えました。
家族も増えました。
当時の計画を開いたら、
「どちらさまの人生ですか?」
と言いたくなるくらい、いろいろ変わっています。
この先の10年も、きっと何か変わるでしょうし
仕事も、家族の暮らし方も、今と同じとは限りません。
だからといって、計画が無意味ということではないです。
収入が減ったらどうなるか。
支出が増えても払えるか。
手元にいくら残しておきたいか。
そうした確認に使って、状況が変わったら見直せばいい。
そこを分けて考えると、少し気持ちが軽くなります。
わからないことと、選べることを分ける
地震や津波が、いつ起きるか。
買った家の価格が、将来上がるか下がるか。
自分の収入が、ずっと同じように続くか。
全部、確実にはわかりません。
でも、わからないから何もできない、ということでもないんです。
災害が心配なら、ハザードマップや建物の状態、避難のしやすさを確認する。
支払いが心配なら、予算を下げたり、借入額を抑えたり、貯蓄を残したりする。
価格が気になるなら、周辺の事例を調べて、納得できる範囲か考える。
未来そのものは決められなくても、今の備えや選び方は変えられます。
そのうえで、ぼくが聞きたいのは、これです。
「どんな家で、どんな暮らしをしたいですか?」
庭でのんびりしたい。
子どもが遊べる部屋が欲しい。
通勤を短くして、家族との時間を増やしたい。
ここには、自分たちの希望があります。
心配なことを確認するのと同じくらい、その希望も大切にしてほしいんです。
家を探し始めた理由まで、不安のなかに埋もれてしまったら、もったいないですからね。
不安を消すより、判断できる状態にする
リスクを避けたい気持ちが強くなりすぎると、どの家も選べなくなることがあります。
その結果、今の住まいで感じている不便も、ずっと続く。
実現したかった暮らしも、先送りになる。
これも、ひとつの損失だと思うんです。
もちろん、今は買わないという判断もあります。
確認して、納得して見送るなら、それでいい。
ただ、「怖いから何も決められない」が続いているなら、相談の仕方を変えてみてください。
ぼくらは、これまでの経験や知識を使って、確認できるリスクを調べます。
必要なら、専門家にも確認します。
そのうえで、何が気になるのか、どこまでなら受け入れられるのかを、一緒に整理する。
すべて安心です、と言い切ることはできません。
でも、判断するためのお手伝いはできます。
任せてくださるフォロワーさんには、家探しを楽しんでほしい。
不動産会社によって、提案の仕方や大切にすることは違います。
悩みが整理できない方は、担当者を2人くらい比較してみるのもいいと思います。
不安をあおるでも、無理に背中を押すでもなく、自分たちの話を聞いてくれる人か。
そこも、ぜひ見てみてください。
物件さがしをしていたのに、気づいたらリスク探しをしていた…
とくに、30代前半の男性におおい症状。
調べすぎるほど、傷口は広がる一方なので、ご用心を。
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