ホントの”豊かな家”に訪問した結果
(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
https://stand.fm/episodes/6a8a42bf18fe5ff3a8789951
きのうから大分県の古民家にお邪魔しています。
目的は、「仕事」と「旅行」。
せっかく古民家に泊まるなら、
「どんなリフォームをしているんだろう?」
「古い建物をどう活かしているんだろう?」
そんなところをじっくり見てみようと思っていました。
ところが。
実際に訪問してみると、予定していたものとは少し違う発見がありました。
それは、
「お金をかけたリフォームより、思いのこもったリフォームのほうがグッとくる」
ということです。
きょうは、そんなハートフルなお話です。
お金をかければ、きれいな家はつくれる
一般的なリフォームなら、リフォーム会社にお願いすればOKです。
「壁はこうしてください」
「床はこれにしてください」
「水回りは新しくしてください」
と伝えれば、プロがきれいに仕上げてくれる。
もちろん、それは素晴らしいこと。
時間もかからないし、仕上がりもきれい。
お金をかけて快適な家にする。
これは間違いなく正解のひとつです。
ただ、今回の古民家を見ていて、
「なんか、こっちのほうが好きだな」
と思ったんです。
その理由が、そこに住む人の手間と想いが見えるから。
例えば、壁に使われていた漆喰。
一見すると普通の漆喰に見えるんですが、実はちょっと違っていて裏山の竹を自分たちで刈って、それを焼いて竹炭にする。
そして、その竹炭を漆喰に混ぜているんです。
すると、真っ白ではなく、少しベージュがかった独特の色に。
これが古い建物とめちゃくちゃ合っている。
「漆喰を塗りました」というわけではなく
「この土地にあるものを使って、この家に合うものをつくった」
わけです。
これが、めちゃくちゃ面白い。
中古戸建ては「唯一無二」をつくりやすい
中古戸建てって、そもそも同じ家がないです。
新築住宅なら、ある程度は同じような仕様になります。
でも中古戸建ては、
築年数も違う。
間取りも違う。
庭も違う。
周辺環境も違う。
使える材料だって違います。
だからこそ、そこに住む人が少し手を加えるだけで、どんどん個性的になっていく。
今回のように、
「裏山に竹があるから、それを使ってみよう」
という発想もできる。
これって、ものすごく贅沢なことだと思うんですよね。
高価な素材を買ってきたわけではありません。
その土地にあるものを、自分たちの手で加工して、家に取り入れている。
結果として、どこにも売っていない家になる。
まさに唯一無二です。
特に和室のある中古戸建てなら、こうした工夫はかなり相性がいいと思います。
古い家だからこそ出せる雰囲気に、自分たちのアイデアを足していく。
これ、かなり面白い。
「豊かな家」の意味が少し変わりました
今回、古民家を訪問する前は、
「どんなリフォームをしているんだろう?」
という視点で見ようとしていました。
でも、帰るころには少し違うことを考えていました。
「豊かな家って、こういうことなのかもしれないな」
と。
もちろん、最新設備を入れて、きれいにリフォームするのも豊かです。
お風呂が新しくなって、キッチンが使いやすくなって、断熱性能が上がれば暮らしは快適になります。
そこにお金をかけるのも、当然正解。
でも今回見た家には、それとは別の豊かさがありました。
自分たちで竹を刈る。
竹を焼く。
竹炭にする。
それを漆喰に混ぜる。
こうやって完成した壁を見るたびに、
「これ、自分たちで作ったんだよな」
と思える。
この時間まで含めて、家なんですよね。
今回の訪問で、僕自身のリフォーム提案の幅も少し広がった気がします。
「ここは新しくしましょう」
だけじゃない。
「この家だからできることは何だろう?」
という視点も持っておきたい。
中古戸建ては、古いからこそ面白い。
そして、そこに住む人の「こうしたい」が加わると、もっと面白くなる。
お金をかけた家もいい。
でも、思いをかけた家は、もっと面白い。
今回の古民家訪問は、そんなことを教えてくれました。
以上、ハートフルなお話でした。
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