(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
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唐突ですが、今年はキャンプに挑戦する予定です。

これまでキャンプをしたことがないので、YouTubeを見ながらいろいろ調べているのですが……

正直、よくわからない。

テントだけでも種類が多すぎるんですよね。

そこで先日、キャンプ用品のお店に行って、店長さんに相談してみました。

「キャンプ初心者なんですが、こんな感じの商品を探しています」

そう伝えて、おすすめの商品を聞いてみることに。

すると、店長さんが一生懸命おすすめしてくれました。

商品の特徴や性能を聞いていると、

「なるほど。いい商品なんだな」

ということは、ものすごく伝わってきます。

ただ……

決断できませんでした。

なぜか。

おすすめされた商品が、僕の用途に合っていなかったから。

「いい商品」と「自分に合う商品」は違う

僕がテントに求めている条件は、かなりシンプル。

予算は3~5万円くらい。

そして何より、

「設営と撤収がめちゃくちゃ簡単」

これが重要。

めんどくさいと嫌いになりそうなので。

ところが、おすすめされた商品は8万円強。

予算の1.5~2倍です。

さらに、設営も慣れている人で30分ほどかかるモデル。

もちろん、商品の性能は素晴らしい。

丈夫だし、快適だし、キャンプを本格的に楽しむ人には、とてもいい商品なんだと思います。

でも僕には、ちょっと違う。

極端な話をすると、

「軽自動車を買いに行ったらフェラーリを勧められた」

みたいな感じです。

フェラーリが悪いわけではありません。

むしろ最高の商品でしょう。

でも、僕が欲しいのは買い物や近所への移動に使える車。

そこにフェラーリを持ってきても、

「いや、そうじゃないんです……」

となってしまう。

ここで改めて思ったんです。

「いい商品」と「自分に合う商品」は、まったく違う。

営業の方も、一生懸命商品の良さを伝えてくれました。

決して悪い対応だったわけではありません。

ただ、僕が何を求めているのか。

そこを深く聞かないまま、商品の説明に入ってしまった。

これが、今回のズレにつながったんだと思います。

これ、不動産もまったく同じです

これって、家探しでも同じことが言えるんですよね。

家を買う人のほとんどは、不動産の素人です。

もちろん、

「予算は3000万円くらい」

「駅から近いほうがいい」

「築年数は浅いほうがいい」

くらいの希望はあります。

でも、

「自分たちに本当に必要な家はどんな家なのか?」

ここまで明確になっている人は、意外と少ない。

むしろ初めて家を買うのであれば、わからなくて当然なんです。

だからこそ、

「この家がおすすめですよ!」

と、いきなり物件を提案するだけでは足りないと思っています。

どんな生活をしたいのか。

何を大切にしたいのか。

逆に、何なら妥協できるのか。

将来、家族構成はどうなるのか。

住宅ローンに無理はないのか。

修繕費についてはどう考えているのか。

こういったことを一つずつ聞いていく。

僕の場合も、フォロワーさんとの面談を何度も重ねます。

「この家どうですか?」

という話だけではなく、

「そもそも、どんな家を買うべきなんでしょう?」

というところから一緒に考える。

なぜなら、判断するための基準がない状態で物件だけ見ても、迷ってしまうからです。

Aの家を見ればAがよく見える。

Bの家を見れば、今度はBがよく見える。

Cの家が出てきたら、

「もしかしたらCのほうがいいんじゃ……」

となる。

これを繰り返していると、いつまで経っても決められません。

だから、物件を見る前に、

「自分たちは何を基準に家を選ぶのか」

を一緒に整理しておく。

これがものすごく大切なんだと思います。

営業とは「売ること」より「理解すること」なのかもしれない

今回、キャンプ用品の営業を受けてみて、改めて営業って奥深いなと思いました。

商品のことを詳しく説明できる。

商品のメリットをたくさん伝えられる。

もちろん、それも営業に必要なことです。

でも、それだけでは足りない。

どれだけ素晴らしい商品でも、お客さんが求めているものと違えば、

「いい商品だけど、いらない」

になってしまうからです。

逆に、そこまでスペックが高くなくても、

「これ、まさに自分が欲しかったものです」

と思ってもらえれば、購入につながる。

つまり、

いい商品とは、スペックが高い商品ではなく、自分の要望を叶えてくれる商品。

そして、それを提案するためには、

「この人は何を求めているのか?」

を知らなければいけない。

だから、何度も話を聞く。

何度も質問する。

場合によっては、お客さん自身も気づいていない希望を一緒に見つけていく。

これは不動産でも同じです。

家を買うことに迷っている人がいたとしても、

「決断力がない」

「慎重すぎる」

と決めつけるのは簡単です。

でも、もしかすると、

自分に合った家が何なのか、まだわかっていないだけかもしれない。

そう考えると、僕らがやるべきことも変わってきます。

売ることを急ぐのではなく、まず知る。

その人が何を求めているのか。

何を大切にしているのか。

そして、その人にとって必要なものを一緒に探す。

今回、テントを買いに行っただけなのに、営業についてかなり勉強させてもらいました。

いままでのように、一緒に悩み、考えるスタイルでこれからも活動していこう。

そんなことに気づかされたテント選びでした。

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