(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
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いきなりですが、今年の目標のひとつに「家族でキャンプする」を掲げています。

キャンプに慣れている方からすると、「行けばいいじゃん」という話かも。

でも、はじめてテントを買う側からすると、これがなかなかハードル高い。

正直に言うと

テント選びに、3ヵ月かかっています。

そして、気づけば秋。

そろそろ買わないと、今年の目標が「テントを調べる」で終わってしまう。

ということで、お店へ行ってきました。

そこで改めて、家探しにも通じることに気づいたんです。

すごいのはわかった。でも、そこじゃない

お店では、スタッフさんが丁寧に説明してくれました。

このテントには、こんな機能がある。
こういうところが優れている。
ほかのテントと比べると、ここがいい。

一生懸命に伝えてくれているのは、よくわかります。

きっと、いいテントなんでしょう。そこは伝わっています。

ただ、説明を聞いているぼくの頭のなかには、ずっと別の心配がありました。

「で、ぼくが不安に思っていることは、大丈夫なんだろうか?」

機能の説明が増えても、そこが解消されないので、なかなか決められない。

なるほど。
買う側って、こういう気持ちになるんだなと改めて実感。

知識がある人には、機能を聞けば想像できることも、初心者にはつながりません。

「これが付いているので便利です」
と言われても、その便利さを実感する場面が、まだ頭にないんです。

説明が足りないというより、知りたいことがすれ違っている。

テントの前で、そんなことを考えていました。

不動産の世界でも、同じことが起きている

中古戸建ての内覧でも、似たようなことがあります。

「リフォーム済みなので、きれいですよ」
「キッチンも新品です」
「リビングも広いでしょう?」

たしかに、きれい。
設備も新しい。
広さも魅力的です。

でも、買主さんの頭のなかでは、

「見えないところは傷んでいない?」
「買ったあと、修繕費で困らない?」
「この家で安心して暮らせる?」

そんな疑問が回っていませんか?

きれいなのは、見ればわかるし
その先の不安について、話を聞きたいんですよね。

売る側は、商品のいいところを伝えようとするけど
買う側は、自分の心配を解消したい。

どちらも真剣なのに、話がすれ違う。

ぼくが仲介のお手伝いをするとき、買主さんの悩みを聞くことに時間を使っているのも、そのためです。

おなじ家を見ていても、気になるところは人によって違うんですよ。

お金が心配な人に、キッチンの魅力を熱く語っても、支払いの不安は残ったまま。

まず、何が引っかかっているのかを知りたいんです。

今回、自分がテントを選ぶ側になって、その大切さを改めて感じました。

「わたしが心配なのは●●です」と伝えてみる

そこで、説明してくれていたスタッフさんに伝えました。

「ぼくが心配しているのは、○○でして…」

すると、そこから一気に、聞きたかった話になったんです。

さっきまで機能の話だったのが、ぼくの不安についての話に変わった。

そうそう。
それを聞きたかったんです。

相手も、ぼくが何で悩んでいるかがわかれば、説明しやすかったんだと思います。

これは、家探しでも使ってほしい方法です。

「わたしが心配しているのは、○○です」

難しく話す必要はなくて、

「購入したあと、どれくらい修繕費がかかるかが不安です」
「毎月の支払いに無理がないか、気になっています」
「古い家なので、長く住めるかを確認したいです」

自分が知りたいことを、そのまま伝える。

話の途中でも大丈夫。

わかったふりをして聞き続けるより、お互いに話が進みます。

買う側が、自分の不安を言葉にする。

それだけで、相談の中身は変わってきます。

いい商品だとわかることと、自分が納得して買えることは、同じではないんですよね。

中古戸建て探しで話がかみ合わないと感じたら、ぜひひと言。

「わたしが心配なのは、ここです」

きょうは、テント売り場で学んだお話でした。

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