(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
https://stand.fm/episodes/6abd9eeb6dda8acf15e0b925

きょうから10月。
月初から、ちょっと気になる現場のお話です。

中古戸建ての購入サポートがメインと思われていますが、じつは売却のお手伝いもしています。

住み替えで、今の家を売りたい。
そんな相談もいただきます。

そこで驚くのが、売却の仕組みをよく知らされないまま、家を売りに出している方がいること。

きのうの相談でも、「また、この話か…」と思う場面が。

家を売っている方も、これから売る方も。
ひとつだけ覚えて帰ってください。

「レインズの登録証明書、もらっていますか?」

きょうは、そんなお話です。

1年以上売れない家と、知らなかった書類

きのう相談してくださった視聴者さんは、家が1年以上売れず、頭を抱えていました。

お話を聞くと、売却は1社に任せる「専任媒介」という契約。

ただ、その仕組みは、よくわからないまま契約していたそうです。

そこで質問を。

「レインズの登録証明書は、もらっていますか?」

返ってきたのは、「???」という反応。

またか…。

レインズは、不動産会社同士で物件情報を共有する仕組みです。

専任媒介や専属専任媒介では、依頼された会社に登録義務があり、登録したことを示す証明書を売主さんへ渡すことも義務付けられています。

つまり、知っている人だけが頼める、特別なサービスではありません。

その仕組みをお伝えすると、相談者さんは憤慨されていました。。。

信頼して任せているのに、大切な説明をされていない。
そりゃ、不安にもなりますよね。

1社に任せることと、1社でしか売れないことは別

ここが、意外と誤解されやすいところです。

専任媒介で1社に任せても、その会社が見つけた買主さんにしか売れないわけではありません。

レインズの情報を見た別の会社が、「この家を検討したいお客さんがいます」と紹介することもできます。

売却の窓口は1社。

でも、買主さんを探す入口は広げられる。

そういう仕組みなんです。

ところが、他社からの紹介が不当に止められていたら、どうなるか。

買いたい人がいても、売主さんまで話が届かない。
売れるチャンスを逃してしまうかもしれません。

先月も、宮崎、京都、大阪、栃木、神奈川。
5つのエリアで、ぼくを通して仲介しようとしても、話を進められない物件に出会いました。

それぞれの事情は確認が必要ですが、こうした場面に出会うたび、売主さんは知っているのかなと気になります。

こういう物件に出くわしても、買主側はべつの物件へ切り替えればいいだけ。

でも、その家の売主さんは、「なかなか売れないなぁ」と待ち続けているかも。

それを思うと、いつもモヤモヤしちゃいます。

「登録証明書、もらってる?」のひと言を

ご自身が売却中なら、まず登録証明書を確認してみてください。

見当たらなければ、担当者へ、「レインズの登録証明書を確認したいです」
と伝えてみる。

専任・専属専任の登録証明書には、売主専用画面へ入るための情報が載っています。

そこから、自分の物件の登録内容や、現在の取引状況を確認できます。

登録されている価格は合っているか。
取引状況が、聞いている話と食い違っていないか。

わからない表示があれば、担当者に説明してもらってください。

証明書があれば、すべて安心というわけではないですが、自己防衛には有効な手段。

周りに家を売っている方がいたら、

「専任で頼んでるなら、レインズの登録証明書はもらってる?」

と、ひと声かけてみてください。

たったこれだけですが、効果抜群。

はじめてのことで、わからないことがわからない…

ほとんどの人は、この状態だと思いますが、これだけは覚えて帰ってください。

月初から少し重たい話になりましたが、

10月も、現場のリアルをお届けしていきます。

きょうは、この辺で。

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