(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
https://stand.fm/episodes/6ad55837e29472fb48dd4126

フォロワーさんとのリモート面談で、こんな質問をいただきました。

「この物件、1年くらい売れていないんですが、何か理由があるんでしょうか?」

気になりますよね。

写真では、悪くなさそう。
場所も、希望に合っている。
なのに、ずっと売れていない。

「自分が気づいていない問題があるんじゃ…」

と、心配になる気持ちはわかります。

ただ、長く売れていないからといって、家そのものに問題があるとは限らないんです。

いままでの経験から以下の3つに当てはまることが多いんですが、

売主さんの都合
価格と物件の条件が見合っていない
不動産会社の売り方に問題がある

これらに対して、1つ1つ解説していきます。

売主さんが、急いでいないだけかもしれない

まずは、売主さんの都合です。

「時間がかかってもいいから、できるだけ高く売りたい」

こう考えている方もいます。

じつは、以前ぼくが所有していた物件を売ったときも、このパターンでした。

早く売ることより、自分が納得できる金額で売ることを優先していたんです。

相場より高めに出せば、検討する人は限られます。

結果として、販売が長期化する。

家に大きな問題があるから売れない、という話ではないんですよね。

売主さんが、強気な価格で待っている。

そういうケースもあるんです。

ただ、売主さんが欲しい金額と、買う側が納得できる金額は別の話。

「売主さんがそう言っているから、この価格が妥当なんだ」

と受け取る必要はありません。

周辺の物件とも比べて、自分たちがその価格に納得できるか。

そこを確認して、価値を感じられるなら、前向きに検討すればいいと思います。

いちばん気を付けたいのは、価格との釣り合い

次が、物件の条件に対して、価格が高すぎるケース。

ぼくが、とくに気を付けてほしいのは、ここです。

たとえば、再建築不可の物件。

建て替えができる周辺の家と、おなじような価格で売られていたとします。

室内がきれいだったり、広かったりすると、魅力的に見えるかもしれません。

でも、将来の建て替えに制約があることは、価格を考えるうえで大きな条件です。

見た目が似ていても、おなじ条件の家じゃないんです。

そこを見落として買ってしまうと、自分が売るときにも、その条件がついて回ります。

「そんなの聞いてなかった…」

と言っても、後の祭り、、、

これは、再建築不可に限った話ではなくて

必要な修繕が多い。
駐車場が確保できない。
生活するうえで、不便な条件がある。

そういったことまで含めて、価格が見合っているかを考える必要があります。

販売価格は、売主さんの希望額。

そのまま、その家の価値を証明しているわけではないんです。

気になるときは、価格の根拠を聞いたり、購入する側の立場で査定してもらったりしてください。

「この条件なら、このくらいの価格と考えます」

その理由までアドバイスもらえると判断しやすいです。

物件ではなく、売り方に問題があることも

最後が、不動産会社の囲い込みなど、売り方の問題です。

本来なら、その家を検討したい買主さんがいる。

でも、売主側の会社が、他社からの紹介を不当に止めてしまう。

そうなると、買いたい人がいても、売主さんまで話が届きません。

家が選ばれていないのではなく、選んでもらう機会が失われている。

こういうケースもあります。

つい最近も、ぼくが仲介しようとして、話を進められない物件に出会いました。

売主さんが事情を知らずに待っているとしたら、、、

もちろん、長く売れていないというだけで、囲い込みだと決めつけることはできないので、売れていない理由を確認すること。

売主さんが価格を下げずに待っているのか。
物件の条件に対して、価格が見合っていないのか。
販売の進め方に問題があるのか。

ここを整理すると、見るべきところが変わります。

売れていない期間だけで、買っていい家かどうかは決まりません。

とくに気を付けてほしいのは、価格と物件の条件が釣り合っているか。

 

売れていない家には、それなりの理由があるんですが、見抜くには少々手間かかるので、不動産会社に考察してもらうのがよきです。

きょうは、そんなお話でした。

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