築40年の家は”総合力”で見ること
(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
https://stand.fm/episodes/6a8f77f470bd5294e0f2a8b4
きょうも、LINEからの相談をピックアップ。
要約すると、
「土地価格だけで約3,000万円あるような物件で、販売価格もかなり土地値に近い。しかも、写真を見る限りでは比較的きれいに見える。けど、売れ残っている。築40年がネックなんでしょうか?」
という内容。
この年数になると、身構えますよね?
「なにかあるんじゃないか?」
「どう判断すればいいのか?」
今までの経験からアドバイスしていきます。
築40年は意外とお金がかかる
築40年くらいになると、購入した時点では普通に住めそうに見えても、あとから手を入れたいところがたくさん出てきます。
今回の物件も、外壁塗装は10年ほど前に実施されているようです。
これはプラス材料。
ただ、その他の部分を見ると、あまり手が入っていないように見えます。
たとえばクロス。
和室の原状回復。
水回り。
そして、写真を見る限りでは床の劣化も気になる。
もちろん、実際の状態を確認しないと正確な金額は出せませんが、購入する立場なら、こういった修繕について少なくとも500万円くらいは見ておきたいところです。
「いやいや、壊れてないならそのままでいいじゃん」
と思うかもしれません。
もちろん、それも一つの考え方です。
ただ、せっかく家を買うのに、クロスは汚い、水回りは古い、床も気になる……。
となると、やっぱり気持ちよく暮らすためには、少しずつ手を入れたくなってきます。
そして中古住宅の怖いところは、ひとつひとつは「数十万円」でも、積み重なると結構な金額になること。
築40年の家は、購入価格だけを見ると安く見えても、住み始めるまでに意外とお金がかかることがあります。
中古戸建ては「総額」で判断する
なので、中古戸建てを購入するときは「この家はいくら?」だけで考えないほうがいいです。
たとえば3,500万円の家があったとして、
「土地も3,000万円くらいあるし、お得じゃない?」
と思っても、購入後に500万円かけるなら、実質4,000万円です。
そうなると、
「それなら、もう少し築年数の新しい家を探したほうがいいんじゃない?」
という選択肢も出てきます。
逆に、4,000万円かけても、この場所に住みたい、この土地が欲しい、この家を自分好みにしたい。
そう思えるなら、それも十分アリ。
つまり大切なのは、
築40年だから買わない。
でも、
土地値だからお得。
でもありません。
購入価格はいくらなのか。
修繕にはいくらかかりそうなのか。
最終的に総額はいくらになるのか。
そして、その金額に対して「自分はどう思うのか」。
ここまで考えて判断することが大切です。
築40年という数字だけを見ると、安く見えることがあるんですが、中古住宅は年齢だけで判断できるほど単純ではないです。
「築40年」という数字ではなく、その家の総合力を見る。
これくらいの視点を持っておくと、中古戸建て選びで「思っていたよりお金がかかった……」という失敗も、かなり防ぎやすくなると思います。
だからこそ、築年数が経過した中古戸建てを内覧するときは、物件の良いところだけではなく、今後お金がかかりそうなところまで一緒に見てくれる担当者を選ぶことが大切なんです。
それでは!
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