(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
https://stand.fm/episodes/6a8e2f1b4c24f2dd79fadf8d

きょうは、むかしの動画にコメントいただいていたのでピックアップさせていただきました。

要約すると、

「以前は整形地と比べて200~300万円くらい差があったと思うのですが、現在ではどうなのでしょうか?」

たしかに気になるところですよね。

旗竿地というだけで価格が安くなるのか。

それとも、昔ほど差がなくなっているのか。

結論からいうと、これはかなり「状況によります」。

旗竿地だから安い、とは限らない

そもそも旗竿地というのは、道路に接する細い通路部分があって、その奥にまとまった土地がある形状の土地のこと。

上から見ると、旗のように見えるので「旗竿地」と呼ばれます。

たしかに一般的には、整形地と比べて使い勝手が悪くなるケースがあります。

たとえば、道路から敷地までの通路部分が狭い。

普通車がギリギリ通れるくらいしか幅がない。

車を停めるのに何度も切り返しが必要。

場合によっては、車を入れること自体がストレスになる。

こうなってくると、周辺の整形地と比べて人気が落ちるのはイメージしやすいですよね?

人気が落ちれば、当然、価格にも影響します。

つまり、

「旗竿地だから安い」

というより、

「その旗竿地が生活するうえで不便だから安くなる」

と考えたほうが分かりやすいです。

大事なのは「普段のストレス」

ここで僕が旗竿地を見るときに、個人的にかなり重視していることがあります。

それは、

「自分だったら、この土地で生活してストレスを感じるか?」

ということ。

たとえば、車がないと生活できないような地域。

そこに、車を入れるのが難しい旗竿地があったとします。

毎日、仕事から帰ってきて駐車するたびに、

「今日も入れにくいな……」

となる。

これが10年、20年と続くわけです。

こうなると、土地そのものの問題というより「毎日の小さなストレス」が積み重なっていきます。

そして売却するときも、

「この土地、ちょっと駐車しにくいんだよね」

となれば、買いたい人が減る。

そうなると、価格を下げて魅力を出す必要が出てきます。

一方で、同じ旗竿地でも、

「駅まで徒歩5分」
「スーパーも近い」
「そもそも車に乗らない」

という場所だったらどうでしょうか。

多少駐車しにくかったとしても、

「まあ、駅近だしね」

で済むかもしれません。

つまり、土地の弱点を周辺環境の強みが補ってくれることがあります。

迷ったら「自分だったら…」で考える

旗竿地を見るときに「旗竿地だから何%安い」という考え方をあまりしません。

おなじ旗竿地でも、形状や道路との関係、間口、駐車のしやすさ、周辺環境などによって、使い勝手が全然違うから。

普通車がギリギリの旗竿地もあれば、

「これ、旗竿地だけど別に困らないよね」

という土地もあります。

これを一括りにして、

「旗竿地だから200万円安い」

と判断するのは、ちょっと乱暴なんですよね。

むしろ大事なのは、

「自分だったら、この土地で生活してストレスにならないか?」

という視点です。

毎日の駐車でイライラしそうなのか。

家具や荷物を運ぶときに困りそうなのか。

将来、車を手放したときには問題なくなるのか。

逆に、多少の不便を補えるだけの立地の良さがあるのか。

ここまで考えていくと、その旗竿地が「安い理由」も見えてきます。

旗竿地だからダメ。

旗竿地だからお買い得。

どちらも正解ではないです。

大切なのは、その土地の「クセ」が自分の生活にとってストレスになるのかどうか。

土地の形だけを見るのではなく、

「ここで毎日暮らしたらどうなる?」

まで想像してみる。

これが、旗竿地を見るときの結構大事なポイントだと思っています。

ちょっとテクニカルな話ですが、知っていて損はないのでシェアした次第です。

=====

くらおへの個別相談はLINEへ
(ガチ相談、ゆるく相談、雑談OK)
https://lin.ee/AQV71NX

中古戸建ての知識を得たい方はYouTube
https://www.youtube.com/@kurao2020

=====