住宅性能は上がったけど、満足度はそこまでだった…
(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
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中古戸建ての購入相談を受けていると、少数ですが、
「断熱などの性能も、しっかり上げたいです」
という相談をいただきます。
せっかく買うなら、快適に暮らしたい。
その気持ちは、よくわかります。
ぼく自身、中古戸建てにも、高性能な住宅にも住んできました。
そのうえで、お話しすると
次に家を選ぶとき、性能を上げるために、また大きなお金をかけることはないかな。
きょうは、実際に暮らして感じた体験談をシェアしていきます。
高性能でも、夏は暑いし冬は寒い
住宅性能の話を見ていると、暮らしが劇的に変わりそうな気がしませんか?
夏は涼しくて、冬は暖かい。
家のなかは、いつでも快適。
そんな話を聞いていると、期待も大きくなりますよね。
ただ、実際に住んで感じたのは、
エアコンを使わなければ、夏は暑いし、冬は寒い。
ということでした。
もちろん、どれくらい快適に感じるかは、家の条件や暮らし方でも変わるでしょう。
ただ、ぼくの場合は、性能を上げたことで、暑さや寒さを気にしない生活になったわけではありません。
暑ければ、エアコンをつける。
寒ければ、暖房を使う。
この基本は、変わらなかったんです。
性能を重視している方のなかには、
「今までと、まったく違う暮らしになるのでは?」
と期待している方もいると思います。
ぼくが体感した範囲では、そこまで劇的な変化ではありませんでした。
性能が上がったことと、暮らしの満足度が大きく上がることは、ぼくにとっては別だったんですよね。
違いはある。でも、追加でお金をかけたいかは別
では、何も違わなかったのか?
そういうわけでもありません。
よかったと感じるのは、夏に帰宅したときです。
以前住んでいた中古戸建てでは、家に入った瞬間、
「むわ〜」
とした熱気を感じることがありました。
いまの家では、その感じが少なくて、比較的さらっとしている。
ここは、暮らしていて違いを感じます。
帰ってきたときの不快感が少ないのは、うれしいです。
なので、
「性能なんて、意味がない」
と言いたいわけではありません。
違いは感じる。でも、その違いのために、もう一度大きなお金を使いたいか?
と聞かれたら、ぼくは、そこまでは求めないかなと思っています。
いいものだと感じることと、自分がお金をかけたいことって、同じではないですよね。
たとえば、車でも、いい車に乗れば快適さの違いはわかる。
でも、全員がそこに予算を使いたいわけではありません。
家も、おなじだと思います。
性能の違いを知ったうえで、自分はどこまで欲しいのか。
そこを考えることが大切なんじゃないでしょうか。
性能の先に、どんな暮らしが欲しいのか
中古戸建てを買うとき、どこにお金をかけるかは自由です。
快適さを優先して、性能を上げる。
気に入ったキッチンにする。
庭を整える。
いろんな選び方があっていいと思います。
ただ、
「みんなが大事だと言っているから」
「性能を上げないと、後悔しそうだから」
という理由だけで、予算を増やす必要はないんじゃないかなと。
自分が困っていることと、かけるお金がつながっているか。
ここを、一度考えてほしいんです。
寒くて使えていない部屋がある。
帰宅したときの暑さを、どうにかしたい。
そういう具体的な悩みがあれば、改善したいところも見えてきます。
一方で、いまの暮らし方で十分だと思えるなら、ほかにお金を使う選択もあります。
家族で旅行する。
一緒に楽しめることを増やす。
借入を抑えて、支払いの負担を軽くする。
ぼくなら、そちらにお金を回したいです。
家の性能を追いかけるより、その家で暮らす自分たちの楽しみを増やしたい。
実際に住み比べて、いまは、そう感じています。
もちろん、これはぼくの答え。
同じ家に住んでも、「この快適さにはお金をかけたい!」と思う方もいるでしょう。
大切なのは、世間の評価より、自分たちがどう感じるか。
中古戸建てと、高性能な住宅。
両方に住んでみてわかった、ぼくなりのお金の使い方のお話でした。
中古戸建てさがしの参考になれば、うれしいです。
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