(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
https://stand.fm/episodes/6a6003be92c6411b72986a52

YouTubeのコメントで、こんな質問をいただいていました。

「できるだけ安く買いたいので価格交渉を考えています。でも、あまりにも安い金額で申し込むと売主さんに失礼でしょうか?価格交渉されるのは嫌なものですか?」

これ、とても気になるポイントですよね。

今回は、自宅を3回売却し、自社物件も数百件売却してきた経験からお話しします。

結論から言うと、売主さんが考えていることは意外とシンプルです。

売主が一番気にしているのは「手元にいくら残るか」

価格交渉を受けた瞬間、売主が最初に考えること。

それは、

「最終的に自分の手元にいくら残るのか?」

これです。

「失礼だな…」
「非常識だな…」

もちろん極端な金額ならそう感じる人もいます。

でも、多くの売主さんは感情よりも数字を見ています。

とくに個人の売主さんは、住宅ローンが残っているケースが非常に多いです。

実際には8割以上の方がローン残債を抱えています。

たとえば、

ローン残債が1,000万円。

そこへ800万円の購入申込みが入ったら…

売却してもローンを完済できず、200万円を自分で用意しなければいけません。

さらに仲介手数料や登記費用などの諸費用もあります。

そうなると、

「この金額では売れない」

という判断になります。

つまり、価格交渉が嫌なのではなく、

成立したときにマイナスにならないか。

そこを見ています。

「いくらまでなら下げられるか」は最初から考えている

じつは、多くの売主さんは、

「少し値下げ交渉されるだろうな」

ということを想定しています。

そのため、ある程度の値下げ余地を考えて価格を設定していることがおおいです。

もちろん物件によりますが、

「100万円くらいなら」

「30万円くらいが限界…」

と、自分なりのラインを持っている方は多いです。

ですので、価格交渉をすること自体は珍しいことではありません。

不動産売買では、ごく普通のやり取り。

だから必要以上に遠慮する必要はありません。

ただし、

相場から大きく外れた金額を提示すると、

「この条件では難しいですね。」

となるだけ。

感情で断るというより、条件が合わないという話なんです。

売主が業者なら、もっとシビア

売主が不動産会社の場合は少し話が変わります。

業者は事業として販売しています。

仕入れ価格があり、

リフォーム費用があり、

税金や経費もかかっています。

利益を計算したうえで販売価格を決めています。

そのため、

個人の売主さんよりも値下げできる幅は小さいことが多いです。

いままでの経験上、

業者売主の物件なら50万円下がれば十分ラッキー。

それ以上の値下げは、物件が長期間売れていないなど、何か特別な事情があるケースが多い印象です。

だから、

「業者だから大幅値引きできる」

というイメージは、あまり持たない方がいいです。

価格交渉はもちろん大切。

でも、それ以上に大切なのは、

相場を理解したうえで、現実的な金額を提示すること。

売主も買主も、お互い納得して契約できるラインを探すのが不動産売買です。

価格交渉は失礼な行為じゃないです。

ぜひ安心して、担当者と相談しながら進めてください。

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