(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
https://stand.fm/episodes/6a29f8a8db9ddc4628fb7320

おはようございます、くらおです。

きょうは、LINEからの質問ないようなので考えさせられるニュース内容についてです。

それは、

「高性能住宅は建てれば快適になるわけではない」

という話です。

最近は省エネ基準の義務化もあり、

・高断熱
・高気密
・高性能窓

といった住宅性能ばかりが注目されています。

もちろん性能が高いこと自体は悪いことではありません。

むしろ快適性や省エネ性を考えれば素晴らしいことです。

ただ、記事を読んでいて印象的だったのが、

「高性能住宅は魔法の家ではない」

という言葉でした。

実はここ、多くの人が勘違いしている部分かもしれません。

性能を上げても悩みは消えない

記事では、

・日射を防ぐ
・湿気を逃がす
・空気を流す
・設備を手入れする

ことの重要性が紹介されていました。

つまり、

高性能住宅を建てたとしても、

・窓からの日差し対策
・換気
・湿度管理
・エアコンのメンテナンス

は必要ということです。

むしろ高気密住宅だからこそ、

湿気がこもったり、

空気が滞留したり、

エアコンの使い方が重要になったりします。

家の性能を上げれば全て解決する。

そんなイメージを持っている人もいますが、

現実は少し違います。

結局のところ、

どんな家でも快適に暮らすためには工夫が必要です。

新築業界は性能競争になっている

最近の住宅業界を見ていると、

断熱等級6

断熱等級7

UA値〇〇

C値〇〇

といった数字が次々に出てきます。

もちろん技術の進歩としては素晴らしいことです。

ただ一方で、

性能競争が激しくなりすぎて、

まるで

「性能が低い家は住めない」

かのような雰囲気も感じます。

しかし現実を見るとどうでしょうか。

日本中には築20年、築30年、築40年の家が大量に存在しています。

そしてそこで暮らしている人たちは、

毎日普通に生活しています。

全員が不幸になっているわけではありません。

全員が寒さや暑さで困っているわけでもありません。

もちろん改善できる部分はあります。

ですが、

住宅会社の広告を見ると、

性能だけが唯一の正解のように見えてしまうことがあります。

中古戸建ては工夫で快適になる

仕事柄、中古戸建てを多く見ていますが、

快適性は必ずしも住宅性能だけで決まるとは思いません。

例えば、

・遮熱カーテンを使う
・すだれを付ける
・エアコンを交換する
・内窓を設置する
・サーキュレーターを活用する

こうした工夫だけでも体感は大きく変わります。

特に夏の暑さは、

断熱性能よりも日射対策の影響が大きいケースも少なくありません。

窓から入る日差しを遮るだけで、

驚くほど快適になることもあります。

数万円から数十万円の工夫で改善できることも多いです。

無理に新築基準へ近づけなくていい

最近は中古戸建てを購入した方から、

「新築レベルの断熱性能にしたい」

という相談を受けることがあります。

もちろん予算が十分にあるなら良いと思います。

ただ、

数百万円から1000万円近い費用をかけて、

無理やり最新の新築基準へ近づける必要があるのか。

私は一度立ち止まって考えてもいいと思っています。

住宅は性能だけで決まりません。

立地も大事です。

広さも大事です。

間取りも大事です。

そして何より、

家計とのバランスも大事です。

住宅性能だけを追い求めて、

住宅ローンやリフォーム費用で生活が苦しくなってしまったら本末転倒です。

魔法の家は存在しない

今回の記事を読んで改めて感じたのは、

住宅性能は大切だけれど、

それだけで快適な暮らしは手に入らないということです。

高性能住宅でも、

日差し対策をする。

換気を意識する。

エアコンを掃除する。

そういった日々の積み重ねが必要になります。

だからこそ、

中古戸建てを購入する人に対しても、

必要以上に性能だけを追い求める必要はないと思っています。

大切なのは、

今ある家をどう活かすか。

そして自分たちの暮らしに合った工夫をすることです。

魔法の家はありません。

だからこそ、

家選びもリフォームも「ちょうどいい」を探すことが大切だとおもっています。

かなり本質的な話をしたので、もう1回くらい読み返しても損ないですよ。

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