築39年経過した「中古戸建て」の寿命について
(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
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きょうもLINE相談から、質問をひとつピックアップ。
「リフォーム済みの中古戸建てが気になっています。ただ、築39年…。これから40年くらい住みたいんですが、可能でしょうか?」
39年に40年を足すと、築79年。
数字だけを見ると、なかなかのベテランハウス。
「そこまで住めるの?」と心配になる気持ちもわかります。
ただ、築39年というだけで、候補から外す必要はありません。
大切なのは、今どんな状態で、これからどんな手入れが必要なのか。
きょうは、家の年齢と寿命のお話です。
築39年だから、もう寿命とは限らない
古い家と聞くと、壊れやすそう。
そんな印象を持っている方もいると思います。
でも、家は築何年になったら一斉に使えなくなる、というものではありません。
ぼくの住んでいるエリアでも、築100年を超えて、今も暮らしている家があります。
もちろん、それを理由に「どんな家も100年大丈夫」とは言えないですが、年数だけでは判断できない、ということです。
同じ築39年でも、雨漏りを放置していた家と、その都度きちんと修繕してきた家では、状態が違います。
人間でも、同い年だから全員同じ体力、とはならないですよね。
家も、プロフィールの数字だけではわからない。
「何年たっているか」に加えて、「その間、どう手入れされてきたか」を見るのがポイント。
リフォーム済みは、どこまで直したかが大事
今回のポイントは「リフォーム済み」というところ。
キッチンもお風呂も新品。
壁紙もきれい。
見た瞬間、「これなら気持ちよく住めそう」と思いますよね。
ただ、ここで確認したいのが、工事の中身。
内装や設備を新しくしたのか。
屋根や外壁まで手を入れたのか。
床下や配管、傷んだ木材なども確認・補修したのか。
同じ「リフォーム済み」でも、内容は物件ごとに違います。
新品に交換した設備は、そこから使用年数を数えられます。
でも、交換していない部分まで新品になるわけではありません。
つまり、家全体の時計がゼロに戻るわけじゃないんです。
たとえば、屋根や外壁。
塗装してあっても、材料や環境、下地の状態によって、その後の手入れは変わります。
一律に「20年は何もしなくていい」とは考えず、工事内容と点検の目安を確認しておく。
給湯器や換気扇なども、ずっと使えるものではないです。
特にガス給湯器は、使用開始から10年前後を目安に点検が勧められています。
「リフォーム済みだから安心」で止まらず、「どこを、いつ、どう直したんですか?」
と聞いてみてください。
ここがわかると、将来の出費も考えやすくなります。
あと40年住みたいなら、今の状態を確認する
「設備は交換できても、基礎とか柱は大丈夫なの?」
もちろん、そこも大切。
基礎のひび割れや建物の傾き。
雨漏りやシロアリの被害。
木材の腐りや、地震への強さ。
こうした部分は、きれいな壁紙を見ているだけでは判断できません。
そこで、
「今すぐ直すところ」
「将来、手を入れるところ」
を整理しておくこと。
建物調査をしても、あと40年を保証できるわけじゃないです。
それでも、年数だけを見て漠然と心配している状態からは、一歩進めます。
買うときに必要な修繕ができるか。
住み始めてからも、手入れを続けられるか。
購入価格と、その後にかかるお金をセットで考えてみてください。
築39年だからダメ。
リフォーム済みだから全部大丈夫。
どちらも、少し早い判断です。
見てほしいのは、その家の今の状態と、これまでの手入れ。
「古いけど大丈夫かな?」を、
「何を確認して、どこを直せばいいかな?」に変えてみる。
それだけで、どう判断すればいいのかが見えてきます。
現場からは以上です。
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