(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
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いま、17組のフォロワーさんから、中古戸建てさがしのご依頼をいただいています。

毎日のように、いろんな物件情報を見るんですが、きのう、改めて気づいたことが。

…それは

こだわりの強い家は、相変わらずなかなか売れずに残っている。

写真を見ると、おしゃれ。
設備にも、お金がかかっていそう。

なのに、しばらく経っても販売中。

不動産屋がこんなことを言うのも何ですが、ぼくは、家にこだわってお金をかけすぎることには反対です。

とくに、将来の住み替えも考えているなら。

きょうは、その理由についてのお話です。

30畳のリビング、欲しいですか?

たとえば、もともと4LDKだった家を、大きくリノベーションしたとします。

部屋をつなげて、リビングは30畳。
間取りは、2LDKに変更。

広々として、開放感もある。

写真で見たら、

「すごい!こんな家に住んでみたい!」

と思う方もいるでしょう。

でも、実際に自分たちが暮らすと考えたら、どうでしょうか?

ご夫婦2人なら、ぴったりかもしれません。

一方で、子どもそれぞれに部屋を用意したい家族なら、

「リビングは、もう少し小さくていいので、部屋が欲しいです…」

となりますよね。

売主さんは、広いリビングをつくるために、お金をかけた。

でも、買主さんにとっては、部屋を増やす工事が必要になる。

同じリフォームが、売る人には魅力でも、買う人には負担になるんです。

ぼくがお手伝いしているご家族でも、広さだけでなく、部屋数や使い方は大切な条件です。

広ければ広いほど喜ばれる、というものでもないんですよね。

かけたお金を、次の人が払ってくれるとは限らない

売る側からすると、

「この工事には、かなりお金がかかった」
「設備も、いいものを入れている」
「だから、このくらいの価格で売りたい」

その気持ちは、わかります。

でも、買う側が考えるのは、

「自分たちにとって、そのお金を払う価値があるか?」

です。

売主さんが、いくら使ったかより、自分たちがどう暮らせるか。

ここを見ています。

好みにぴったり合えば、魅力に。

ただ、こだわりが強くなるほど、そのこだわりに共感する人を探すことになります。

そこに、工事費を上乗せした強気な価格がついていたら、なおさら。

「この価格で買って、さらに自分たち向けに直すのか…」

と思われてしまうこともあります。

高いのに、自分たちの希望には合っていない。

買主さんからすると、こう見えるわけです。

もちろん、個性的な家でも、気に入る人に出会えば売れます。

ただ、売主さんが思うほど、そのこだわりが価格として評価されるとは限りません。

いま見ている物件のなかにも、このすれ違いを感じる家があります。

自分の満足と、売るときの価値は分けて考える

だからといって、好きな家にすることまで否定したいわけではありません。

毎日暮らす場所ですから、気に入った空間にしたいですよね。

ぼく自身も、その気持ちはあります。

ただ、お金をかける前に、一度考えてみてほしいんです。

これは、自分たちが楽しむためのお金なのか。
売るときにも、戻ってくるつもりのお金なのか。

ここが混ざると、あとで苦しくなります。

自分たちの暮らしを楽しむために使ったお金なら、その時間に価値があります。

でも、

「これだけかけたから、売るときにも高く売れるはず」

と考えてしまうと、期待と現実がずれることも。

将来、住み替える可能性があるなら、

「次に住む人も、この間取りで使いやすいかな?」

と、一度だけ想像してみてください。

部屋を減らすような変更なら、必要になったときに戻せるのか、その費用はどうか。

そういう目線も持っておくと、選び方は変わります。

家にかけた金額と、次の人が払いたい金額は、同じではないです。

修繕して長く使うことと、自分好みにこだわり抜くこと。

そこを分けて、お金の使い方を考えてほしいと思っています。

不動産屋ですが、家にどんどんお金を使ってほしいとは思っていません。

ずっと、その家に住む覚悟あるならスルーしていい問題ですが、ライフスタイルの変化に合わせて売却も考えているなら覚えておいて損はない話でした。

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