(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
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きょうは、LINEにいただいた相談から。

「内覧した家を、わたしはいいと思ったんですが、担当者はデメリットばかり伝えて、ほかの物件を勧めてくるんです…」

いかがでしょうか?

悪いところまで教えてくれる、いい担当者にも見えます。

一方で、

「ほかの家を売りたいだけなのかな?」

と、気になってしまう気持ちもわかります。

自分のためを思っているのか。
営業上の都合なのか。

そこがわからなくなると、何を言われても疑ってしまいますよね。

ぶっちゃげた話、高い家を買ってもらった方が得られる仲介手数料が多くなるので。

より高い家を買わせるために、気に入っている家を否定して、ほかの家を勧めているのかもしれない…

そう思う気持ちも理解できます。

きょうは、そんなときに、何を基準に考えればいいかというお話です。

担当者の本音を想像しても、答えは出ない

今回の担当者が、どんな理由で別の物件を勧めているのか。

相談の内容だけでは、ぼくにもわかりません。

本当に修繕の負担を心配しているのかもしれない。
別の物件のほうが、希望に合うと考えているのかもしれない。

ただ、相手の心のなかを想像し続けても、答えは出ません。

そこで、まず整理してほしいのが、

「自分は、この家でどう暮らしたいのか?」

です。

今回の相談者さんは、修繕するところがあることも理解していました。

そのうえで、

「DIYを楽しみながら暮らしたい」

という希望を持っていたんです。

なるほど。
それなら、きれいに完成している家が、いちばん欲しいわけではないですよね。

少しずつ手を入れる時間も、楽しみのひとつ。

手間がかかることを、負担と感じる人もいれば、楽しみと感じる人もいる。

ここが違うと、おすすめする家も変わります。

担当者が気になるところと、自分が気になるところは、必ずしも同じではないんです。

気に入っているなら、次は総額を確認する

ただし、

「自分が好きなら、それで買いましょう!」

で終わる話でもありません。

前向きに考えるために、確認してほしいことがあります。

自分では直せない部分を含めて、総額いくら必要なのか。

ここです。

今回、ご相談いただいた物件は、伺った内容では、外壁や電気設備関係に早めの修繕が必要な状態でした。

壁紙の色を変えたり、棚をつくったりするのとは、話が違います。

こうした部分は、DIYで何とかする前提にせず、専門業者に状態と工事内容を確認してもらいたいところです。

自分で楽しみながら手を入れる部分。
プロに任せる部分。

まず、ここを分けて考える。

そのうえで、

物件の購入費。
購入にかかる諸費用。
プロに頼む修繕費。
DIYに使う材料や道具の費用。

これらを合わせて、予算に収まりそうかを確認します。

安く買えても、必要な修繕ができなければ、描いていた暮らしには近づけません。

逆に、必要な工事と費用がわかって、納得できるなら、検討を進める材料になります。

「傷んでいるからダメ」で終わらず、

「どこを直せば、どれくらいのお金で暮らせるのか?」

ここまで、具体的にしてほしいんです。

助言の理由を聞いて、納得できる相手と進める

担当者からデメリットを伝えられたら、こう聞いてみてください。

「そこは、修繕で解決できますか?」
「費用は、どれくらい見ておけばいいですか?」
「ほかの家のほうがいいと思う理由は何ですか?」

その答えを、自分がしたい暮らしと照らし合わせる。

こうすると、ただ「おすすめしません」と言われたときより、判断しやすくなります。

修繕費を足すと、予算を大きく超える。
自分が考えていたDIYでは、対応できない。

そうわかれば、見送る判断もできます。

反対に、気になる点を解決できて、予算にも納得できるなら、その家を選ぶ理由が見えてきます。

担当者の言葉に従うか、逆らうか。そんな二択にしなくていいんです。

根拠を聞いて、自分たちで判断する。

そのためのお手伝いをしてくれる相手と、進めてほしいと思います。

今回の相談者さんは、ぼくが全国対応していることをご存じなかったそうです。

どの物件を検討するか。
誰に購入のサポートをお願いするか。

そこも、自分たちで選んでいいんですよ。

説明を聞いても不信感が残るなら、別の担当者に相談してみるのもひとつ。

中古戸建てさがしは、物件だけでなく、担当者選びも大切です。

困ったときは、ぼくにも聞いてください。

現場からは、以上です。

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