(※きょうの記事を音声で楽しんでください)
https://stand.fm/episodes/6aa1ef12d0aed7f2b6c5bedf

きょうは、今週メインチャンネルで出した動画の補足です。

コメントや反応を見る限り、

「それ、わかる」

という人が多かったので、すでに理解している人も多いと思います。

ただ、家探しではかなり大切なことなので、念のため。

それが、

「気軽に内覧できるけど、気軽に行かないほうがいい」

という話。

「え?たくさん見たほうが比較できていいんじゃないの?」

と思うかもしれませんが、内覧したことで逆に家を選べなくなることがあるので、きょうはそういった話です。

予算オーバーの物件は、簡単に忘れられない

たとえば、予算3000万円で家を探していたとします。

そんなときに、

「買えないけど、参考までに見てみよう」

と4000万円の物件を内覧したとします。

これ、けっこう危険。

なぜなら、4000万円の物件を見たあとに3000万円の世界へ戻るのは、思っている以上に難しいから。

当然ですが、価格帯が上がれば、

・建物のグレードが高い
・築年数が浅い
・設備が充実している
・立地条件がいい

こんな物件が増えてきます。

実際に中へ入って、

「キッチン広っ!」

「リビング明るっ!」

「この立地めっちゃ便利やん!」

となったあとに、本来の予算3000万円の物件を見る。

すると、

なんか物足りない。

いやいや。

3000万円の物件が悪くなったわけじゃないんです。

自分の比較対象が変わってしまっただけ。

これが怖いところ。

過去に見た家が、未来の判断を邪魔する

実際の中古戸建て探しでも、よくあります。

条件的にも予算的にも、

「これ、かなりいいんじゃない?」

というA物件が出てきた。

本来なら前向きに検討していい物件。

ところが、

「前に見たB物件のほうがリビング広かったな……」

「B物件のほうがキッチンよかったな……」

となる。

でも、そのB物件。

そもそも予算オーバーだったりします。

比較する必要がない物件と比較して、目の前の物件を決められなくなっている。

これ、めちゃくちゃもったいないです。

だから僕は、

「せっかくだから見てみましょう」

という内覧をおすすめしていません。

内覧は無料です。

でも、判断基準を狂わせる可能性が高いんです。

大切なのは「今の価格で欲しいか?」

動画のコメントには、

「あと200万円下がればと思っていた」

「売却サイトのせいで、高値物件もあるので値下げはすべき」

という意見もありました。

たしかに、そういうケースもあります。

ただ、買主側が最終的に考えることは意外とシンプル。

「今の価格で、この家に魅力を感じるか?」

ここです。

200万円下がるかもしれない。

来月もっといい物件が出るかもしれない。

売主が強気なだけかもしれない。

もちろん、可能性はいくらでもあります。

でも、本当のことは誰にもわかりません。

だからこそ、

予算はいくらなのか?

どんな暮らしをしたいのか?

その条件を満たしているのか?

そして、

今の価格でも欲しいと思えるのか?

ここに戻る。

たくさんの人の家探しを見てきましたが、この軸がブレない人ほど、結果的にいい選択ができています。

中古戸建て探しって、物件をたくさん見るほど上手になると思われがちです。

でも実際には、

「見なくていい物件を見ない」ことも立派な家探し。

思いがけず見た一軒が、その後ずっと比較対象になってしまうことがあります。

内覧は気軽にできる時代だからこそ、

「この物件、本当に見る必要ある?」

と一度考えてから行ってみてください。

現場からは以上です。

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